モンスター社員のせいで周りが辞める職場。残る人が壊れない考え方

モンスター社員のせいで、周りがどんどん辞めていく。

こういう職場にいると、残った人ほどしんどくなります。
仕事は増えるし、空気は悪くなるし、「自分まで辞めたらまずいのでは」と思ってしまう。

でも、まずははっきり分けたほうがいいです。
職場が人を守れなかった問題と、あなたが全部なんとかする問題は別です。

この記事では、モンスター社員のせいで周りが辞める職場に残った人が、壊れないための考え方を整理します。

周りが辞める職場で起きていること

モンスター社員がいる職場では、問題が一人だけで終わらないことがあります。

その人の発言や態度で周囲が疲れる。
注意しても変わらない。
上司が見て見ぬふりをする。
まともな人ほど、静かに距離を取っていく。

結果として、辞める人が増えます。

このとき怖いのは、残った人が「自分が弱いからつらいのかな」と思ってしまうことです。
そうではありません。
人が辞めていくほどの環境なら、職場側にかなり大きな問題があります。

残る人が一番損をしやすい

周りが辞めると、残った人に仕事が集まります。

辞めた人の業務。
新人への説明。
荒れた人間関係の後始末。
モンスター社員への気遣い。

これをまじめな人ほど、全部拾ってしまいます。

ただ、ここで全部拾うとかなり危険です。
会社から見ると「この人に頼めば回る」と見えてしまうからです。
本当は無理をしているだけなのに、問題が表に出にくくなります。

職場を助けようとして、自分だけが消耗する形になります。

まず「自分が何とかする」をやめる

モンスター社員の問題は、個人の努力だけで解決するものではありません。

もちろん、最低限の対応は必要です。
でも、あなたが教育係でも管理職でもないなら、その人を変える責任まで背負う必要はありません。

やるべきことは、相手を直すことではなく、自分の被害を広げないことです。

たとえば、こういう線引きです。

  • 相手の機嫌を取り続けない
  • 本来の担当外の仕事まで黙って抱えない
  • トラブルの仲裁役を一人で引き受けない
  • 口頭だけで済ませず、必要なことは記録に残す
  • 限界を感じたら早めに相談する

冷たいようですが、ここを曖昧にすると本当に削られます。

記録して、仕事を抱え込まない

周りが辞めていく職場では、あとから話が変わることがあります。

「そんなに大変だとは聞いていない」
「なぜ早く言わなかったのか」
「あなたが引き継いだのでは」

こうなると、残った人がさらに損をします。

だから、淡々と記録しておいたほうがいいです。
誰かを攻撃するためではなく、自分の状況を説明できるようにするためです。

残すなら、次のような内容で十分です。

  • 追加された仕事の内容
  • いつ誰から依頼されたか
  • 対応にかかった時間
  • 困っている点
  • 相談した相手と日付

感情的な悪口ではなく、事実だけでいいです。
事実が残っているだけで、あとでだいぶ違います。

上司への伝え方

上司に言うときは、「あの人を何とかしてください」だけだと流されやすいです。

相手の人格ではなく、仕事への影響として伝えたほうが通りやすくなります。

たとえば、こういう言い方です。

退職者の業務を引き継いでから、通常業務に遅れが出ています。今のままだと優先順位を決めないと対応しきれません。

○○さんとのやり取りで確認が何度も戻っており、作業時間が増えています。今後は依頼内容を文面で残す形にしたいです。

ポイントは、怒りをぶつけるよりも、業務上の問題として出すことです。
感情を消す必要はありませんが、話の入口は仕事にしたほうがいいです。

辞める人を責めない

周りが辞めていくと、残された側は複雑な気持ちになります。

「自分だけ置いていかれた」
「あの人は逃げられていいな」
「こっちはまだ耐えているのに」

そう思うのは自然です。

ただ、辞めた人を責めても状況はよくなりません。
むしろ、辞めた人は先に限界を見切っただけかもしれません。

大事なのは、辞めた人を責めることではなく、自分も同じように壊れかけていないかを見ることです。

距離を取る基準を決めておく

モンスター社員がいる職場では、いつまで耐えるかを決めないまま働くと危ないです。

気づいたら、かなり深く巻き込まれていることがあります。

たとえば、次のような状態が続くなら、距離を取る判断をしたほうがいいです。

  • 出勤前から強い憂うつがある
  • 休日も職場のことを考えて休めない
  • 辞めた人の仕事をずっと抱えている
  • 上司に相談しても何も変わらない
  • 自分だけが我慢する構図になっている

距離を取るとは、すぐ退職するという意味だけではありません。

担当範囲を明確にする。
連絡を文面にする。
相談先を増やす。
異動や転職の準備だけ始める。

こういう小さい退避でも、何もしないよりはかなりましです。

放置されているなら、職場全体の問題です

モンスター社員がいること自体よりも、その状態が放置されていることのほうが問題です。

人が辞めているのに対策しない。
残った人に負担を寄せる。
現場の我慢で回そうとする。

こういう職場では、まともな人ほど先に疲れます。

モンスター社員を放置したときに何が起きるかは、こちらでも整理しています。

モンスター社員を放置するとどうなる?適切な対応策を紐解く

また、相手と距離を取るべきか迷っている場合は、次の記事も近いです。

モンスター社員を無視するべきか?無視の利点と欠点

まとめ

モンスター社員のせいで周りが辞める職場にいると、残った人ほど苦しくなります。

でも、あなたが職場全体の問題を一人で背負う必要はありません。

まずは、仕事を抱え込みすぎないこと。
記録を残すこと。
上司には業務への影響として伝えること。
そして、自分が壊れる前に距離を取る準備をすることです。

職場に問題があるときほど、まじめな人が自分を責めがちです。
でも本当は、問題を放置している側にも責任があります。

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