労働組合って意味ないのでは。
そう感じる人は、たぶん少なくありません。
組合費は取られる。集まりには呼ばれる。行事や活動には参加を求められる。なのに、自分の給料や働き方が目に見えて良くなった気はしない。
それなら「意味ない」と思ってしまうのは自然です。
もちろん、労働組合そのものを全部否定する必要はありません。会社に対して個人では言いにくいことを、集団として交渉できる仕組みには意味があります。
ただ、現場で働く側からすると、きれいな建前だけでは納得できないこともあります。
労働組合が意味ないと感じる理由
労働組合が意味ないと感じる理由は、たいてい具体的です。
まず、成果が見えにくい。
何か交渉しているらしい。会社と話し合っているらしい。でも、自分の毎日のしんどさは変わらない。
残業は減らない。人手不足はそのまま。上司の圧も変わらない。給料も大きく上がらない。
そうなると、「結局何をしているの?」と思います。
次に、負担だけが見えやすい。
組合費、集会、行事、当番、資料、謎の連絡。メリットはよく分からないのに、やることだけ増える。
これでは、意味があると言われても納得しにくいです。
意味がないというより、自分に返ってきていない
労働組合が本当に意味ないかどうかは、簡単には言い切れません。
過去の交渉で守られている条件もあるかもしれませんし、何かあったときに相談先になることもあります。
ただ、個人の感覚として「自分には返ってきていない」と感じるなら、それも無視しない方がいいです。
制度として意味があることと、自分の生活に役立っている実感があることは別です。
会社や組合は、よく「みんなのため」と言います。
でも、その「みんな」の中に自分が入っている感じがしないなら、冷めるのは当然です。
不満をそのままぶつけると損をする
労働組合に不満があっても、いきなり「意味ないですよね」と言うのは危険です。
正しいかどうか以前に、敵を作りやすい言い方だからです。
組合活動に熱心な人からすると、かなり強い否定に聞こえます。相手によっては、こちらが何も考えていない人のように扱われることもあります。
でも、こちらとしては別に議論で勝ちたいわけではないはずです。
ただ、余計な活動に巻き込まれすぎたくない。負担に見合う意味を感じられない。自分の時間を守りたい。
それなら、正面から批判するより、距離の取り方を考えた方が現実的です。
まずは「どこまで関わるか」を決める
労働組合との付き合い方は、全部参加か全部拒否かの二択ではありません。
最低限の情報だけ見る。必要な集まりだけ出る。任意の行事は断る。自分に関係のある議題だけ確認する。
このくらいの距離感でも十分です。
真面目な人ほど、呼ばれたら全部行かなければならないと思いがちです。
でも、全部に付き合っていたら、自分の時間が削られます。
組合活動に意味を感じている人は、深く関わればいいです。
意味を感じられない人は、必要最低限にする。
それでいいと思います。
断るときは、思想ではなく都合で断る
任意の集まりや行事を断るときは、「組合に意味を感じないので行きません」と言わない方が安全です。
本音としてはそうでも、職場ではその言い方が余計な火種になります。
断るなら、都合で断ります。
「その日は予定があるため欠席します。」
「家庭の都合があるので、今回は参加できません。」
「今回は見送ります。必要な共有事項があれば確認します。」
このくらいで十分です。
ポイントは、組合そのものを否定しないことです。
否定すると議論になります。都合なら連絡で済みます。
しつこく巻き込まれるなら記録する
任意のはずなのに断れない。
欠席すると嫌味を言われる。
組合活動への参加を強く迫られる。
そういう場合は、ただの付き合いではなく、職場の圧力になっている可能性があります。
その場で強く反論しなくても、日時、相手、言われた内容は残しておいた方がいいです。
記録があると、自分の中でも「これは一回だけの話ではない」と整理できます。
あとから誰かに相談するときにも、感情ではなく事実として話しやすくなります。
意味を感じないなら、距離を取っていい
労働組合に意味があるかどうかを、ここで断定する必要はありません。
ただ、自分が意味を感じていないのに、無理に熱心なふりをする必要もありません。
会社員は、仕事だけでも十分に気を使っています。
そこに組合活動、行事、集まり、役割まで乗ってくると、余裕はなくなります。
意味を感じる部分だけ関わる。負担が大きい部分からは距離を取る。断れるものは断る。
そのくらいで、自分の生活を守っていいです。
組織のために自分を削りすぎると、最後に困るのは自分です。
労働組合が意味ないと感じたら、まずは怒るよりも、関わり方を減らす。
それが一番現実的な守り方です。
組合活動の参加強制や休日の活動がつらい場合は、こちらの記事も参考になります。
職場の空気や面倒な人間関係に飲まれない考え方をまとめた有料noteもあります。


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