会社に馴染めない。
雑談の輪に入れない。飲み会に行きたくない。会社の目標を聞いても、心が一ミリも動かない。周囲が楽しそうに語る仕事の話にも、まったく興味を持てない。
それだけで、まるで人間として何かが欠けているような扱いを受けます。
ホント、クソみたいな話です。
会社は労働力を買っているだけです。人格も、休日も、仲間意識も、愛社精神も、まとめて差し出す契約ではありません。
会社に馴染めないのは欠陥ではない。その会社が求める型に、あなたが合わないだけです。
会社に馴染むとは、会社に都合よく染まることです
会社が言う「馴染む」は、ずいぶん身勝手です。
- 頼まれる前に動く
- 飲み会や行事に顔を出す
- 上司の話に大きくうなずく
- 仕事へ熱意があるように振る舞う
- 多少の理不尽は笑って受け入れる
要するに、会社にとって扱いやすい人間になれということです。
業務をこなしていても、群れないだけで「協調性がない」。余計な仕事を拾わないだけで「積極性がない」。休日の行事を断れば「付き合いが悪い」。
反吐が出ます。
仕事の評価に、なぜ上司との雑談や酒席での愛想まで混ぜるのでしょうか。まともに仕事を割り振り、成果を確認する能力がないから、従順さを評価の代用品にしているだけです。
周囲と同じようにできないと、自分がおかしい気がしてくる
いちばん苦しいのは、露骨に怒られる瞬間だけではありません。
みんなが笑っている場所で笑えない。朝礼で熱い話を聞いても冷めている。仕事に命を懸ける先輩を見ても、ああはなりたくないと思う。
そのたびに、「自分だけおかしいのでは」と不安になります。
でも、毎日の大半を会社に奪われて、さらに心まで会社と一体化できる人間の方が特殊です。
行きたくない。帰りたい。余計な責任を背負いたくない。給料が変わらないなら、できるだけラクをしたい。
自然な感情です。
それを口にした瞬間、異常者のように見る会社の方が狂っています。会社へ人生を捧げることだけを正常と呼ぶなら、そんな正常からは外れていていいです。
無理に明るく振る舞っても、消耗するだけです
馴染めない人へ、よくある助言があります。
「自分から話しかけよう」「ランチへ参加しよう」「相手へ興味を持とう」「笑顔を増やそう」
全部、馴染めない側へ追加労働を押しつけています。
すでに仕事へ行くだけで疲れているのに、さらに好かれるための演技までしろと言う。会社の空気が悪い責任を、居心地の悪さに苦しんでいる本人へ丸投げしています。
人間関係づくりまで無給で頑張らされる筋合いはありません。
挨拶する。必要な連絡に返事をする。自分の担当を、クビにならない程度に進める。
まずはそれで十分です。
馴染むより、会社での被害を最小化してください
目標を「職場のみんなと仲良くなる」にすると、終わりがありません。
気の合わない人へ話題を合わせる。行きたくない飲み会へ行く。興味のない社内イベントで笑う。嫌われないために仕事を拾う。
こうして会社は、給料以上の時間と感情と労働を吸い取っていきます。
目標はもっと低くていいです。
- 必要な連絡だけは返す
- 仕事の指示と期限は記録する
- 余計な役割へ自分から立候補しない
- 私生活の情報を渡しすぎない
- 勤務時間が終わったら会社から離れる
好かれなくていい。評価を爆上げしなくていい。社内の人気者にならなくていい。
給料を受け取り、体力を残して帰る。それができれば、その日の仕事は終わりです。
「馴染め」と圧をかけられたら、具体性を要求する
上司から「もっと周囲に馴染んで」「チームの一員としてさ」と言われても、曖昧な説教をありがたく拝聴する必要はありません。
抽象的な人格批判は、反省のしようがないからです。
業務上、改善が必要な行動を具体的に教えてください。
担当業務への影響がある点を、事実ベースで確認させてください。
これで十分です。
具体例を出せないなら、上司がなんとなく気に入らないだけです。その気分まで部下が治療してやる必要はありません。
説教が始まったら、内容と日時を残してください。人格否定、仲間外れ、仕事を与えないなどの扱いが続くなら、上司のさらに上、人事、社内外の相談先へ持っていける材料になります。
どうしても苦しいなら、会社を好きになる努力より逃げ道を作る
毎朝、会社へ近づくだけで体が重い。日曜の夕方から絶望する。職場でずっと自分を演じている。
そこまで苦しいなら、「もっと馴染めば解決する」と自分を追い込まないでください。
その会社へ適応するために自分を削り続けても、最後に残るのは会社に都合のいい抜け殻です。
異動の希望を出す。使える休みを確認する。生活費を下げる。貯金を増やす。求人を見る。いつでも逃げられる状態を作る。
すぐ辞めなくてもいいです。
ただ、「ここで好かれなければ人生が終わる」という会社のクソみたいな呪いからは、先に逃げてください。
上司個人についていけない場合は、上司についていけないと感じたら。壊れる前に距離を取る考え方も読んでみてください。
会社の依頼や予定に振り回されている場合は、会社に振り回される毎日をやめたい。自分の時間を取り返す方法が近いです。
まとめ:会社に馴染めなくても、あなたは壊れていません
会社に馴染めないからといって、人間として欠陥があるわけではありません。
会社が求める熱意、協調性、愛想、自己犠牲。その型に合わないだけです。
必要な仕事をする。記録を残す。余計な役割を拾わない。勤務時間が終わったら帰る。
会社との関係なんて、それくらい薄くて構いません。
馴染めない自分を矯正し続けるより、馴染めないまま生き残る方がラクです。
会社の期待どおりに働けないだけで、欠陥品のように扱われる。そんなクソみたいな場所に、自分まで合わせる必要はありません。
会社より自分を優先する「モンスター社員」の考え方で、少しラクになりたい人はこちらへ。



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