入社して間もない朝、熱が出た。会社の勤怠画面を見ても有給はゼロ。「まだ一人前でもないのに休むのか」と言われる気がして、動けない身体を起こす。
新入社員に有給がまだないことと、体調が悪くても出勤する義務があることは別です。欠勤の扱いは会社の規則を見ればいい。病人を出勤させて人手を埋めようとする説教まで、引き受ける必要はありません。
入社直後に有給がないのは、あなたの落ち度ではない
厚生労働省の案内では、通常の労働者は入社から6か月継続勤務し、全労働日の8割以上出勤すると、年次有給休暇が付与されると説明されています。会社が前倒しで付与する場合もあるので、まず自分の付与日を見れば十分です。
まだ付与日が来ていないから有給を申請できない。それを「働く覚悟が足りない」へすり替えるのはクソです。制度上の空白を、新人の体調と罪悪感で埋めるなという話です。
休む連絡は、熱のある頭で謝罪文にしなくていい
会社で決められた連絡先へ、短く伝えるだけです。
体調不良のため、本日は出勤できません。欠勤として連絡します。
病状を細かく説明して上司に休む価値を判定してもらう必要はありません。「今日の仕事は誰がやる」と返されても、それは欠勤の連絡を受けた会社が考えることです。身体がつらい日に、代わりの人員まで探させるのは管理の放棄です。
有給がない日の扱いは、給与と勤怠だけ見る
有給が未付与なら、欠勤した日の賃金が出ない場合があります。会社独自の病気休暇や特別休暇があるなら、その規定によって扱いが変わります。厚生労働省の案内でも、病気休暇などは会社が任意で設ける法定外の休暇として紹介されています。
給与明細や就業規則で、欠勤控除と病気休暇の有無だけ確認できれば十分です。体調が悪いときに上司と長い交渉を始める必要はありません。会社の機嫌を治す作業は、休みの条件ではないです。
有給をすでに使い切っている人は、有給がなくなったら欠勤でいい?休みを使い切った人が損しない考え方で、残日数ゼロになった後の扱いを確認できます。少し残っていて今日使うか迷うなら、有給が残り少なくて体調が悪い。欠勤の損より出勤の損を考えろが主対象です。
新人だからこそ、会社の人手不足まで背負わなくていい
休んだ翌日に嫌味を言われるかもしれません。それでも、入社直後の一人が欠けただけで回らない仕事を組み、病気の人間へ出勤を迫る会社の無能まで、自分の身体で補う必要はありません。
欠勤で賃金が減る可能性は見ておく。そのうえで今日は休む。新人であることを理由に、体調まで会社へ差し出さなくていいです。
会社の期待に合わせられず、休むだけでも自分がおかしいのかと苦しくなる人へ。「モンスター社員の教科書」には、会社に適応しない人の実例と、少しラクになる見方をまとめています。



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