翌日に有給を取れる?急な申請と上司の不機嫌は別の話です

明日、休みたい。急に用事ができた。あるいは、もう明日まで会社に付き合う気力がない。

ところが、有給を申請するより先に、上司の顔が浮かぶ。「こんな直前に?」「みんな忙しいのに?」。まだ言われてもいない説教で、今日の夜まで潰される。会社にいない時間まで上司の不機嫌を飼うのは、クソほど損です。

翌日に有給を取れるかは、会社の申請手続きや業務の状況を確認する必要があります。ただ、その確認と、休みたい自分を裁くことは同じではありません。

明日の休みを、今日のうちに伝える

翌日に休みたいと分かったら、会社で指定されている方法で申請します。システム、メール、上司への連絡など、必要な経路は会社によって違います。メッセージを送っただけで正式な申請が済むと決めつけないでください。

会社の申請期限も確認してください。急な事情がある場合の扱いが定められていることもあります。前日申請が一律に認められるとも、前日だから一律に取れないとも、ここでは決められません。

伝える内容は、たとえば「明日○月○日、私用のため有給休暇を申請します。必要な手続きがあれば教えてください」。理由欄や報告事項が決まっているなら、それに沿って伝える。休みたい理由を感動的な事情に仕立てる必要はありません。

詳しい事情を話した方が上司が納得するかもしれない、と身内の話から生活の中身まで差し出していく。そんな承認欲求ならぬ承認取りの競争に、休む前から疲れ切る必要はありません。有給申請メールの文面を確認したい場合も、まず必要な連絡に絞ってください。

「直前だから」と「忙しいから」を万能の拒否理由にしない

年次有給休暇は、上司が社員へのご褒美として与える休みではありません。原則として本人が指定した日に取得するもので、事業の正常な運営を妨げる場合には、会社が時季を変更できる仕組みがあります。茨城労働局の説明でも、この原則と例外が示されています。

だからといって、直前の申請なら何でもそのまま通るという話ではありません。申請の時期や職場の状況によって、会社が対応できる時間も違います。急な申請と時季変更については、厚生労働省の年休Q&Aでも具体的な事情に即して説明されています。

一方、上司が嫌な顔をしたというだけでは、業務上どんな支障があるか分かりません。「明日の取得が難しいということですか。手続きの問題なのか、業務上の日程変更なのかを確認したいです」と、何を言われているのかを分ける。法律の演説をするより、曖昧な嫌味を具体的な話へ戻した方が確認しやすいです。

休み全般を妨害されているなら、有給を取らせない上司への対応へ。明日の申請の話を、普段から続く妨害とごちゃ混ぜにしないでください。

休む前夜まで、埋め合わせの労働を増やさない

明日休むと伝えた途端、「今日のうちに全部終わらせて」。一日休むために、その一日分を今夜へ押し込む。休暇ではなく仕事の圧縮です。

必要な引き継ぎは、明日誰が困るか、何が止まるかに絞ります。締切のある案件、保管場所、対応が必要な事項。休むことへの謝罪の代わりに、終わりのない仕事を引き受ける必要はありません。

「休ませてもらうから今日は残業します」「帰宅後も連絡を見ます」。上司に言われる前から差し出した約束でも、明日の自分を縛ります。会社が喜ぶ穴埋めを、自分から増やさないでください。

明日の申請と、過ぎた欠勤日の処理は別です

この記事は、これから来る翌日に有給を取りたい場合の話です。すでに体調不良で休み、その日を後から有給に変えたい場合は、体調不良による欠勤の有給事後申請へ。事後申請の扱いを確認する別の話になります。

また、有給の残日数が足りないなら、申請の言い方だけでは解決しません。有給が少ない日に体調を崩した場合は、欠勤時の扱いも含めて確認してください。

明日休めるかを確認する。そのために必要な申請をする。そこへ、会社に申し訳ない人間だという判決まで足さないことです。

休みたい一日を、上司への忠誠を証明する日へ変えないでください。

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モンスター社員の教科書|ひつじ先輩
はじめまして。 元モンスター社員、ひつじ先輩です。 【モンスター社員としての実績】 ・5年連続、休暇全取得 ・6年連続、呼び出しを100%シカト ・2015年以降、組合活動参加数0 ・2016年、業務放棄により転勤 ・2017年以降、飲み会...

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