仕事の日はつらそうなのに、休日は外出している。嫌な仕事を頼むと体調を崩す。自分の都合ばかり主張する。
そこで会社は言います。「新型うつだ」「わがままだ」「モンスター社員だ」
反吐が出るほど雑です。
「新型うつ」は正式な医学上の診断名ではありません。なのに会社は、休む人を怠け者扱いするときだけ、この曖昧な言葉を便利に使います。
体調の問題も、仕事量も、人間関係も確認せず、「本人の性格が悪い」で終わらせる。管理不足を隠すには都合がいいのでしょう。
「新型うつ」は正式な診断名ではありません
厚生労働省のこころの耳では、現代型うつ病や新型うつ病は正式な医学病名ではなく、専門家の間でも見解が一致していないと説明されています。
定義すら固まっていない言葉で、目の前の人を診断した気になる。ありえません。
まして、「休日に楽しめるなら病気ではない」「会社を休むなら遊ぶな」という上司の感想に医学的な価値はありません。
会社は休む人を悪者にするとラクです
人が会社へ来られなくなったとき、本来は仕事量、労働時間、配置、人間関係、ハラスメントを確認する必要があります。
しかし、会社側の問題を調べるのはめんどくさい。
だから「あの人は新型うつ」「都合が悪いと逃げるモンスター社員」と言い換えます。
本人の性格へ押しつければ、上司は自分の無能を見なくて済みます。会社も壊れた職場を直さずに済みます。
自分の体調まで会社に判定させない
つらいのに、「休日は動けたから自分は怠けている」と自分を責めないでください。
体調について相談したいなら、会社の説教ではなく、医療機関や公的な相談窓口を使います。
会社へ伝えるときも、人格の裁判に付き合う必要はありません。
体調については医療機関へ相談します。勤務上必要な手続きを教えてください。
業務調整が必要な点は、具体的に確認させてください。
これで十分です。
問題行動があるなら、診断名ではなく事実を扱う
連絡なく休んだ。仕事が引き継がれていない。相手を怒鳴った。
職場で問題があるなら、その事実だけを確認すればいいです。
「新型うつだから」「モンスター社員だから」と人格へ広げても、何も解決しません。
本人側も、一つの失敗から「自分は社会人失格だ」と人生全部を殴らないでください。必要な対応だけを切り分けます。
休むことを敗北にしない
休職や休暇が必要な状態なら、使える制度を確認してください。
会社は、人が壊れる直前まで働かせたあと、「もっと早く相談してほしかった」と平気で言います。
そんな茶番へ付き合って、限界まで出勤する必要はありません。
厚生労働省は職場のメンタルヘルス対策や治療と仕事の両立支援を案内しています。会社の機嫌ではなく、自分の状態と専門家の判断を優先してください。
発達障害の診断名で決めつけられている場合は、モンスター社員とADHDを結びつけるのは雑です。診断名で会社の管理不足を隠すなも読んでみてください。
まとめ:会社に都合のいい病名もどきを飲み込まない
「新型うつ」は正式な診断名ではありません。
休む人をわがまま扱いし、会社の管理不足から目をそらすために使われるなら、そんな言葉を心へ入れる必要はありません。
体調は専門家へ相談する。会社とは必要な手続きと業務調整だけを話す。問題行動があるなら、診断名ではなく事実を分ける。
モンスター社員に振り回され、会社はまともに守ってくれず、自分だけが尻拭いをさせられる。そんな職場に忠誠を尽くす意味はありません。
今度は自分が会社に食われないために。「モンスター社員」の見方で、少しラクになりたい人はこちらへ。



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