社内イベントはいらない。
そう思っても、なかなか口には出しにくいです。
会社では、社内イベントを良いものとして扱う空気があります。交流が深まる。部署を超えて話せる。会社への愛着が増える。そういう説明をされます。
でも、参加する側からすると、話はもう少し単純です。
仕事だけでも疲れているのに、さらに会社の人と気を使って話す時間が増える。休日や夜まで会社の空気を持ち込まれる。参加しないと協調性がないように見られる。
それなら、いらないと思ってしまうのも自然です。
社内イベントがいらないと感じる理由
社内イベントが嫌なのは、人付き合いが苦手だからとは限りません。
むしろ、普段から職場でちゃんと気を使っている人ほど、追加の交流に疲れます。
上司に合わせる。同僚に合わせる。盛り上がっているふりをする。話題を選ぶ。余計なことを言わないようにする。
これを仕事の外でも続けるのは、普通にしんどいです。
社内イベントが好きな人にとっては、楽しい交流かもしれません。でも、職場の人間関係に疲れている人にとっては、休み時間ではなく延長戦です。
その感覚を無視して「みんなで楽しもう」と言われると、余計につらくなります。
いらないと思っても、悪者ではない
社内イベントに前向きになれないと、自分が冷たい人間のように感じることがあります。
でも、そこまで自分を責める必要はありません。
会社の人と仲良くすることと、会社のイベントに全部参加することは別です。
普段の仕事で必要な連絡をしている。迷惑をかけないように働いている。最低限の協力はしている。
それなら、社内イベントまで全力で楽しめなくても問題ありません。
職場によっては、イベントに出る人を「協調性がある人」、出ない人を「ノリが悪い人」と見ることがあります。
でも、それはかなり雑な判断です。
本当に協調性があるかどうかは、イベントで笑っているかではなく、普段の仕事で必要なやり取りができているかで見ればいいはずです。
本音をそのまま言うと損をする
ただし、「社内イベントなんていらないですよね」と職場で言うのはおすすめしません。
たぶん本音としては正しくても、言い方としては損です。
企画した人、楽しみにしている人、会社の方針として進めたい人から見ると、正面から否定されたように聞こえます。
こちらは単に疲れているだけなのに、なぜか反抗的な人扱いされることがあります。
職場では、正しい本音より、角が立たない表現の方が役に立つ場面があります。
だから断るときは、「いらない」ではなく「都合が合わない」「今回は見送る」「体調を整えたい」といった事情で断った方が安全です。
参加したくないときの言い方
社内イベントを断るなら、短く言うのが基本です。
「すみません、その日は予定があるので欠席します。」
「今回は都合が合わないため、見送らせてください。」
「翌日に予定があるので、今回は参加を控えます。」
このくらいで十分です。
細かく説明しすぎると、相手に判断材料を渡すことになります。
「それなら少しだけ来られるよね」「途中参加でいいよ」「その予定は別日でもいいんじゃない」と言われる余地が増えます。
断るときは、短く、やわらかく、でも結論は変えない。
これが一番消耗しにくいです。
どうしても参加するなら、全部楽しもうとしない
断れない社内イベントもあります。
会社の空気が強い。新人だから断りにくい。上司が参加を当然だと思っている。そういう場合、無理に欠席して職場で面倒になることもあります。
その場合は、参加する代わりに、全部まともに受け止めないことです。
最初だけ顔を出す。長話を避ける。飲み会なら二次会には行かない。疲れたら端に移動する。苦手な人とは物理的に距離を取る。
これで十分です。
社内イベントで一番危ないのは、楽しめない自分を責めながら、最後まで無理に明るく振る舞うことです。
それを続けると、イベントそのものより、会社の空気に削られます。
社内イベントは、職場との距離感を測る材料になる
社内イベント自体が悪いわけではありません。
本当に任意で、参加したい人が参加し、行きたくない人が普通に断れるなら、問題は少ないです。
問題なのは、任意と言いながら断ると責められる職場です。
参加しないだけで評価が下がる。ノリが悪いと言われる。休日や夜の時間まで会社に差し出すのが当然になる。
そういう職場では、イベントよりも職場の距離感そのものを見直した方がいいです。
会社は生活の一部ですが、生活の全部ではありません。
社内イベントをいらないと思う感覚は、会社に飲み込まれないための小さな警報でもあります。
その警報を、なかったことにしなくていいです。
参加できるときだけ参加する。無理なときは断る。断れないときは、最小限で済ませる。
そのくらいの距離感で、自分を守っていきましょう。
会社の空気や職場の面倒な人間関係に飲まれない考え方を、別記事でもまとめています。
会社行事に行きたくないときの断り方。角を立てずに逃げる考え方
さらに、職場で消耗しないための考え方をまとめた有料noteもあります。


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