会社行事に行きたくないときの断り方。角を立てずに逃げる考え方

会社行事に行きたくない。

そう思っただけで、なぜか少し悪いことをしている気分になる人がいます。

でも、冷静に考えると変な話です。仕事は仕事としてやっている。普段の業務もこなしている。それなのに、飲み会、運動会、ボウリング大会、表彰式、よく分からない懇親イベントまで、全部に前向きでいなければならない。

さすがに、それは少ししんどいです。

会社行事に行きたくないのは、甘えとは限りません。単に疲れているだけかもしれませんし、職場の人間関係から少し距離を置きたいだけかもしれません。

会社行事に行きたくないのは普通です

会社行事が好きな人もいます。普段話さない人と話せるとか、気分転換になるとか、そういう良さもあるでしょう。

でも、全員が同じように楽しめるわけではありません。

職場の人間関係に疲れている人にとっては、会社行事は休憩ではなく追加労働みたいなものです。業務時間外にまで気を使い、上司の機嫌を見て、話したくない人と笑顔で話す。

これを楽しいと思えないのは、かなり自然です。

問題は「行きたくない」と感じることではありません。その気持ちをそのまま顔や態度に出して、余計な敵を作ってしまうことです。

まず確認するのは、任意なのか業務なのか

断る前に、まず見ておきたいのは会社行事の扱いです。

本当に任意参加なのか。実質的に強制なのか。業務時間内なのか。休日や夜に行われるのか。ここで対応は少し変わります。

任意参加なら、断る余地はあります。もちろん職場によっては「任意と言いつつ空気は強制」という面倒なケースもありますが、それでも言い方を選べば逃げ道は作れます。

逆に、会社が業務として扱っている行事なら、完全に無視するのはリスクがあります。その場合は、参加しない理由をきちんと伝えるか、途中参加・途中退出などの落としどころを探した方が安全です。

ここで大事なのは、正面から戦いすぎないことです。

会社行事が嫌だからといって、「こんなくだらない行事に意味ありますか?」と本音をぶつけると、なぜかこちらが問題人物みたいに扱われます。納得いかないですが、職場とはそういう場所です。

断るときは、思想ではなく事情で断る

会社行事を断るときは、「行事が嫌い」「意味がない」「時間の無駄」と言わない方がいいです。

たぶん本音はそこにあるとしても、それを言うと相手の企画や価値観を否定した形になります。

断るなら、思想ではなく事情で断ります。

  • 予定がある
  • 家の都合がある
  • 体調を整えたい
  • その日は外せない用事がある
  • 翌日に備えて休みたい

このあたりで十分です。

細かく説明しすぎると、逆に突っ込まれます。職場には、なぜか他人の予定を査定したがる人がいます。「それって別の日じゃだめなの?」みたいなことを平気で言ってくるタイプです。

だから、説明は短くていいです。

そのまま使える断り方

無難に断るなら、こんな言い方で十分です。

「すみません、その日は予定がありまして、今回は欠席します。」

少し柔らかくするなら、こうです。

「お声がけありがとうございます。その日は家庭の都合があるので、今回は見送らせてください。」

角を立てたくないなら、次回の余地を少し残します。

「今回は都合が合わず欠席します。また参加できそうなときはお願いします。」

ポイントは、余計な感想を入れないことです。

「会社行事が苦手で」「あまり意味を感じなくて」「休みの日まで会社の人と会いたくなくて」みたいな本音は、信頼できる人以外には言わない方が安全です。

正直な人ほど損をします。職場では、本音を言うより、揉めない言い方を選んだ方が自分を守れます。

どうしても断れないなら、全部付き合わない

職場によっては、断ると露骨に嫌な顔をされることもあります。

そういう場合は、参加するか欠席するかの二択で考えない方がいいです。

途中で帰る。二次会には行かない。端の席にいる。写真係や片付けなど、会話が少なくて済む役に回る。話が長い人とは距離を取る。

このくらいの小さな逃げ道でも、消耗はかなり減ります。

会社行事で一番つらいのは、行事そのものより「最後まで全力で楽しんでいるふり」を求められることです。

でも、そこまでやらなくていいです。

参加した事実だけ作って、あとは静かに体力を温存する。これも立派な処世術です。

しつこく言われるなら、記録しておく

一度断っただけで責められる。何度も理由を聞かれる。不参加をネタにされる。

そういう場合は、ただの行事の話ではなく、職場の人間関係の問題です。

その場で言い返す必要はありませんが、日時、相手、言われた内容は軽く残しておいた方がいいです。

メモでも十分です。

「また大げさな」と思うかもしれませんが、職場で消耗する人は、だいたい我慢したことを全部なかったことにしてしまいます。すると、あとから説明できなくなります。

自分を守るために、記録は持っておいて損はありません。

会社行事は、会社との距離感を測る場所です

会社行事にどう向き合うかを見ると、その職場との距離感が分かります。

断っても普通に受け止めてくれる職場なら、まだ健全です。

でも、任意のはずなのに断ると責められる。休日なのに参加して当然という空気がある。会社行事に出ないだけで協調性がないと言われる。

そういう職場では、真面目な人ほど削られます。

会社に尽くすことと、自分の休みや感情を全部差し出すことは別です。

行きたくないなら、まずは静かに距離を取る。断れるものは断る。断れないものは、全部まともに受け止めない。

それくらいでちょうどいいです。

会社行事に行きたくないあなたは、社会人として壊れているわけではありません。

ただ、会社に生活を侵食されたくないだけです。

その感覚は、けっこう大事にしていいと思います。


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