労働組合役員のなり手がいない。
こういう職場、かなりめんどくさいです。
誰もやりたがらないから、真面目そうな人、断らなそうな人、空気を読みそうな人に話が回ってきます。
「みんな困っているから」
「若い人にも経験してほしいから」
「順番だから」
こう言われると、断りにくいですよね。
でも、そこで何も確認せずに引き受けると、あとで時間を削られます。仕事のあとに会議。休日に行事。昼休みに打ち合わせ。しかも、感謝されるとは限りません。
ホント、割に合いません。
この記事では、労働組合役員のなり手がいない職場で、押し付けられる前に確認することと、角を立てずに逃げ道を作る方法を整理します。
なり手がいない役は、断らなそうな人に回ってきます
労働組合役員のなり手がいないとき、職場ではだいたい同じことが起きます。
強く断る人には頼まない。忙しそうな人にも頼まない。文句を言いそうな人も避ける。
そして、最後に残るのが「断らなそうな人」です。
まじめに働いている。人当たりがいい。上司や先輩に逆らわない。職場の空気を壊さない。
こういう人ほど、なぜか余計な役を背負わされます。
おかしいです。
仕事をちゃんとしている人が、さらに組合役員まで背負う理由にはなりません。職場に協力することと、自分の時間を無制限に差し出すことは別です。
まず、この前提を持ってください。
その場で引き受けない。まず条件を聞く
一番大事なのは、その場で返事をしないことです。
「少し確認してから返事します」
これで十分です。
相手が急かしてきても、すぐに引き受ける必要はありません。むしろ、条件を説明せずに引き受けさせようとする話ほど危ないです。
最低限、次のことは確認してください。
- 任期は何年か
- 月に何時間くらい使うのか
- 平日夜や休日の活動があるのか
- 会社の勤務時間として扱われるのか
- 交通費や手当は出るのか
- 途中で辞められるのか
- 断った場合に不利益があるのか
ここを聞かずに「お願いします」だけで受けると、あとから話が変わります。
「役員なんだから当然」
「前の人もやっていた」
「そこまで細かく言わないで」
こういう空気になります。めんどくさいです。
だから、最初に条件を出させる。これだけで、かなり自分を守れます。
断るなら短くていい。説明しすぎると絡まれます
断るとき、長い理由はいりません。
長く説明すると、相手に反論する材料を渡します。
「家庭の事情ならこの日だけでいい」
「忙しいならみんなで分担する」
「経験になるからやったほうがいい」
こうやって逃げ道をふさがれます。
断るなら、短く言い切るほうがいいです。
- 今回は引き受けられません。
- 継続して時間を確保できないため、役員はできません。
- 家庭と仕事の都合で、責任を持って対応できません。
- 条件を確認しましたが、今の状況では難しいです。
これでいいです。
冷たくする必要はありません。でも、相手を納得させようとしすぎないでください。
納得させる必要があると思うと、断れなくなります。
「みんなやっている」は、あなたが損する理由になりません
組合役員を頼まれると、よく出てくる言葉があります。
「みんな順番でやっている」
「誰かがやらないと回らない」
「協力してくれないと困る」
たしかに、組合側にも事情はあるでしょう。
でも、それだけであなたが引き受ける理由にはなりません。
特に、仕事が忙しい人、家の都合がある人、体力的に余裕がない人が、さらに組合役員まで抱えると普通に消耗します。
会社では評価されない。組合では雑用を頼まれる。家では休めない。
完全に損な役回りです。
「みんなやっている」と言われたら、こう返してもいいです。
「事情は分かります。ただ、今の自分には継続して担当する余裕がありません」
これ以上、説明しすぎないでください。
受ける場合でも、作業範囲を決めておく
どうしても断れない場合もあります。
そのときは、丸ごと受けないでください。範囲を決めます。
たとえば、こうです。
- 平日夜の会議は月1回まで
- 休日行事は参加できるときだけ
- 資料作成は担当しない
- 急な呼び出しには対応しない
- 業務時間外の連絡は翌勤務日に見る
全部やる人になると、どんどん仕事が増えます。
最初に線を引いてください。
「役員を受けるなら、この範囲ならできます」
この言い方なら、ただの拒否ではなく条件提示になります。
会社にも組合にも使われすぎないためには、できることより、できないことを先に決めるほうが大事です。
記録は残す。口約束だけは危ないです
組合役員の話は、口約束で進みがちです。
「そんなに大変じゃないよ」
「名前だけだから」
「できる範囲でいいから」
こう言われても、あとから本当に軽いとは限りません。
だから、記録を残してください。
- 頼まれた日
- 誰から頼まれたか
- 任期
- 活動時間
- 断った内容
- 条件付きで受けた場合の条件
メールやチャットで確認できるなら、それが一番ラクです。
口頭だけなら、自分用メモでも構いません。
記録があるだけで、あとから「そんな話ではなかった」と言いやすくなります。
組合活動そのものがしんどいなら、距離を取っていい
組合役員の話で疲れる人は、たいてい組合活動そのものにも疲れています。
行事、集会、昼休みの呼び出し、休日の参加。
全部に付き合っていたら、自分の時間がなくなります。
組合活動がしんどい人は、労働組合がめんどくさい人へ。無理に付き合わない距離の取り方も読んでみてください。
休日や昼休みまで組合活動に使われるのがつらいなら、休日は自分のために!組合活動への参加強制に挑む、昼休みの組合活動は断っていい。休憩まで奪われるのはおかしいですも参考になります。
組合費まで重く感じる人は、組合費を払いたくない人へ。会社にも組合にも使われすぎない考え方も読んでみてください。
まとめ:なり手がいない役を、真面目な人が背負いすぎなくていい
労働組合役員のなり手がいない職場では、断らなそうな人に話が来ます。
でも、そこで真面目に全部受ける必要はありません。
その場で返事をしない。
任期や作業時間を確認する。
断るなら短く言う。
受けるなら範囲を決める。
記録を残す。
これだけで、かなり守れます。
会社でも組合でも、損な役回りを全部引き受ける人になる必要はありません。
自分の時間を守る立ち回りや、角を立てずに逃げる考え方をもっと整理したい人は、有料note「モンスター社員の教科書」も読んでみてください。



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