労働組合の政治活動を強制されたくない。組合員になっても支持まで渡していない

組合が推薦しているから、この候補の集まりへ来てほしい。手伝ってほしい。周りにも声をかけてほしい。

会社での付き合いを使って、仕事とは別の政治活動へ連れていかれる。支持していない人のために休日を潰し、興味のない演説へ拍手まで求められる。自分の時間だけでなく、自分が何を考えているかまで組織のものにされる感じがして、心底むかつきます。

組合に入っていることと、組合が推薦する人を自分も支持することは別です。政治活動を断るために、その候補の政策を論破する必要もありません。

参加を断るのに、政治討論を始めなくていい

「今回は参加しません」。まずは、誘われている活動への返事だけで済ませられます。

どの政党が嫌いか、誰なら支持できるかを詳しく話すと、活動の出欠が政治討論へ変わります。「話を聞けば考えが変わる」「一度だけ来て」と、余計な説得を受ける入口にもなります。

相手を納得させる政治思想を準備しなくていいです。支持先が決まっていない人にも、政治に詳しくない人にも、組合の集まりへ行きたくない日はあります。無関心だから好きに動員していい、という話ではありません。

「別の日なら」「少しだけなら」と続いても、代わりの手伝いを自分から差し出す必要はないです。集会を断った代わりに電話かけや配布物の作業を引き受けたら、結局は同じ活動に時間を使っています。

推薦候補と、あなたが投票する相手は別です

組合から候補者の紹介や推薦があることと、投票先を指定されることは区別します。

日本国憲法第15条第4項は、投票の秘密を保障し、選択について公的にも私的にも責任を問われないと定めています。誰に投票したかを組合へ報告して、忠誠を証明するための投票ではありません。

「誰に入れた?」「ちゃんと推薦候補にした?」と聞かれても、「投票先は答えません」で話を止められます。支持していない理由を説明して、相手の承認を得る話ではありません。

投票先を話さないことと、何か後ろめたいことをしているのは違います。勝手に人の選択へ踏み込んできた側の図々しさを、自分の罪悪感へ変える必要はありません。

「断ったら不利益」と言われたときは、脅し文句を自分で膨らませない

不参加なら職場で困る、サービスが使えなくなる。そんなことを言われたら、冗談では済ませたくないですよね。働く人を守る看板を掲げておきながら、生活を握って従わせようとするなら、反吐が出ます。

ただし、その場の発言だけで、既に解雇や除名が決まったと自分で結論を出さなくていいです。誰が何を言ったか、届いた連絡は残しておく。実際の処分や不利益を示す書面が来た場合は、その内容を外部の相談先へ見せる方が、ひとりで組合と論争を続けるより負担を減らせます。

政治活動に関する要求の法的な扱いは、要求内容や処分によって異なります。誘いを受けただけで全て違法、組合の決議なら何でも従う義務がある、どちらにもまとめません。法律の断定を武器に、その場で大きな喧嘩を始める必要もありません。

福利厚生の利用を持ち出された場合は、運営元や利用条件の話と分けます。組合員向けの特典を使ったから、あらゆる活動への参加を了承したことにはなりません。詳しくは、労働組合の福利厚生を利用するときの話で扱います。

休日を守るために、組合の政治を変える役まで引き受けなくていい

組合の推薦方針を変える。意見を集める。執行部と議論する。活動に参加したくないだけなのに、それを断るための仕事が山ほど増えるなら、本末転倒です。

あなたが立派な反対派の代表にならなくても、不参加という返事はできます。会社に合わせる気になれないうえに、組合の運営改善まで背負う必要はありません。

政治活動かどうかより、休日に予定を入れられること自体が嫌なら、休日の組合活動への参加を求められた場合へ。普段の行事の出欠なら、組合行事を不参加にする話と分けられます。

組合の推薦先を好きになる必要も、その推薦を変える必要もない。自分の支持と時間を持ったまま、組織から少し離れていいです。

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モンスター社員の教科書|ひつじ先輩
はじめまして。 元モンスター社員、ひつじ先輩です。 【モンスター社員としての実績】 ・5年連続、休暇全取得 ・6年連続、呼び出しを100%シカト ・2015年以降、組合活動参加数0 ・2016年、業務放棄により転勤 ・2017年以降、飲み会...

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